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海のシルクロード史―四千年の東西交易 (中公新書)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 161354 位
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| 参考価格: | ¥ 500 (消費税込)
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NHK『海のシルクロード』への便乗
著者はシルクロード研究に長年携わった人物で、関係の著作も多い。しかし本書はNHKの『海のシルクロード』に便乗しただけの失敗作としか思えない。『海のシルクロード』が放送された直後の1989年に出版されているのだが、番組を見て本書を購入した人はがっかりしただろうと思う。 とはいえ、内容がお粗末なわけではない。インダス文明の頃から、ローマ期、イスラムの興隆、宋代、マルコ・ポーロ、大航海時代初期まで、それぞれの時代の貿易のありさまが手際よくまとめられている。ローマから中国までという海のシルクロード全体を一挙に扱うのではなく、紅海、インド洋、また時代を区切って論じている点には工夫を感じる。しかし海のシルクロードを細切れにしてしまったために、シルクロードの持つ東西交流の意味、ロマン、ダイナミックさなどが失われてしまっているのである。単なる近隣国の海上貿易に終わっている。 主要な文献を紹介するだけという形式も失敗の原因だろう。各時代の基本文献が取り上げられ、記述内容から当時の交易を推定しているのだが、いかにもやっつけな感じは否めないし、読んでいて面白くない。
中央公論社
海のシルクロード―中国・泉州からイスタンブールまで (アジアをゆく)
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