司法試験指導業界 NO.1 の実績を誇る著者が、2004年度より開校される法科大学院の入学試験の1科目となることが予想される小論文試験について、理論的分析を加え、その分析に即した小論文の演習問題を示した対策本。 本書は、小論文を書くにあたって前提となる「理論編」と、実際に小論文を書く問題集「演習編」の2部構成となっている。 「理論編」では、図表やチャートを多く用い、「小論文とはいかなるものか」という基本から、小論文に必要な「論理」や「人権感覚」などを解きおこし、「小論文を書くのに必要なもの」といった対策面にまで言及している。そのため、小論文というものに初めて触れる人にとっても、この出題形式に求められているものを理解し、具体的なイメージをつかみやすいつくりとなっている。 「演習編」では、「公約」「自己責任」といった具体的なテーマに対して参考答案やその講評が掲げられ、演習問題への取り組み方を例示されていることから、小論文対策の導入として最適であり、問題数(12問)も小論文対策の導入としては十分であろう。 小論文という試験の性質上、本書の分析や参考答案を絶対視はできないが、小論文に対するスタンスを決めるのに有用と言えよう。(水野祐介)
論文試験で作文を書かないために
法科大学院を「未修者」で受験予定の方には「必読書」です!! 小論文とは、何たるか?を丁寧に解説してあります。 確かに、この本を読むだけでは小論文が書けるようにはなりません。しかし、小論文を書く際に何をしてはいけないのか(多くの人が陥りがちなミス)を事前に知っておくことは、小論文対策の基本中の基本です。 なるべく、早い時期から読んでおきたい、オススメの小論文対策本です。
全然ダメ
後半の添削の採点基準は、多分に著者の独断と偏見が入り混じり、腑に落ちない部分がある。明確な採点基準がはっきりしない試験において、自分に腑の落ちない部分があっては、試験に落ちたとき後悔するだけである。文章表現がが硬いからといって原点される理由などどこにあるというのか。加点基準もまったくの印象で加点しているとは言わないが多すぎる。普通に考えて減点方式で採点しなければ、採点できないのは明らか、つまり点数にばらつきがですぎるのは素人でも考えることなのに、加点のポイントを示して何の意味があるのだろうか。自分で考えた答案とは何かもまったく曖昧。
主張を論理的に述べるノウハウが満載
この本には主張を論理的に述べるためのノウハウが満載でした。 この本を読んで小論文で求められている説得力のある文章はどのように書くのか、だいぶわかるようになりました。今まで発表されているロースクール情報を考えてみるとこの本はかなりおすすめできます。私はだいぶ小論文に対する不安がなくなりました。
「論理」と「事実」
本書を一読しましたが、マスコミ就職も法科大学院入試も共通点は大きいと思いました。 マスコミも法科大学院も「自己主張の弱い」面白味の無い作文では通らないと思います。自己主張の論拠を確固とし独善に陥らないためにも、「事実」と「論理」でカバーする必要があることが強く主張されており、マスコミでも法科大学院でも要求される基本は変わらないのではないでしょうか。 法科大学院の作文で「論理」ばかりでは苦しく、何らかの事例がないと採点者を引き付けないでしょうし、採点者がつまらなくなってはどうしようもない。「論理」というのは「事実」の積み上げがあって初めて可能になるものでしょう。論理学や数学の「論理」を法科大学院が求めているわけではなく(それは、すでに適性試験で試されている)、社会への問題意識を感情論ではなく具体的事実に即して論理的に論ずることができるかがポイントで、新聞記事と法科大学院の作文が質的に違うとは言いがたいでしょう。現に、京都産業大学や甲南大学はサンプル出題で新聞記事を基に出題しているし、大学入試の小論文も国立・私立を問わず、新聞記事からの引用が多く見られますし。
法科大学院向けとはいえない
マスコミ就職試験ならいいが、法科大学院の小論文とは方向が異なる。マスコミ用の文章は、不特定多数の読者を引きつけることを第一とします。そのためには、自己主張は弱くならざるえません。また、読者を引きつけるのは、論理ではなく、事実です。他方、法科大学院の小論文は、論文の延長であるために、強く自分の主張を行い、その内容を論理にて組み立てることを必要とします。それゆえ、マスコミ用の文章と法科大学院の小論文の文章は異なり、法科大学院の入試用には推薦できません。
中経出版
法科大学院小論文 発想と展開の技術 法科大学院志望理由書―問題発見と展開の技術 自由主義の再検討 (岩波新書) 法科大学院小論文 闘う25題〈2008年度版〉 市民の政治学―討議デモクラシーとは何か (岩波新書)
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